哲学者のつぶやき

哲学科出身者が考えたことを適当に書くブログ

「生きている」ということの不思議さ

生きていることってやっぱり不思議なことだと思う。この宇宙のなかで生物というものが生まれて、新しい個体を生み出したり、怒ったり笑ったり悲しんだりして死んでいくのって、全然当たり前のことではないと思う。ただの物体の塊が意識というものを持って、感じたり考えたりしながら生というものを営んでいる。それ自体は何か意味のあることではないけど、そういう営みが果てしない宇宙の片隅で起こっていて、いずれは消滅する。宇宙の視点から見たら、人間の営みってそういうものだと思う。

 

 

だから人生に意味がないとか、虚しいとか言いたいわけではなく、そういう宇宙的な視点でものを見ることができたら、もっと人間社会の色々な出来事を温かい目で見れるし、一大事と捉えずユーモアをもって見られるような気がする。